自治会からのご依頼のブランコです。
設置より30年経過。柱を押すとゆらゆらします。
金具接合部のボルがト塗装されている為、目視ではボルトの摩耗や腐食を確認することができません。
スパナでは外れませんでしたので切断しました。 外してびっくり!腐食と摩耗で切れる寸前でした。 ほとんどの遊具の接合部はボルト止めですので、5年以上経過している場合は取替えをおすすめしています。
ボルト全体に腐食と摩耗が確認できます。
右のボルトは新設するボルトです。
ボルトを交換。塗装済みです。
支柱の腐食が随所に確認できます。
支柱に発生した腐食部をサンダーにてケレンしました。
(ケレンとは腐食したサビ部を削って取り除く作業です)
ケレン後はサビ止め塗装+仕上げ塗装で2回塗りを行います。

完成!!

30年経過した遊具が当社が施工することにより、新品同様になります。
また2008年国土交通省安全基準適合させおり、
これから10年〜15年持たせる施工をおこなっています。
(塗装ボルトに至っては、置かれている環境使用頻度に依りますが、
長く持たせる為に5年一度のメンテナンスをおすすめします。

錆びた上から塗装をしても腐食が止まるということは有りえません。
ケレンをせずに、上から仕上げ塗装をすると、半年〜1年で元のサビが浮き出てしまいます。
ブランコチェーンが50%腐食摩耗しています。 摩耗が進行するにつれ切断の可能性が高くなってしまいます。
施工例。スチールユニクロメッキチェーン8ミリを溶接し、リングを取替ます。
吊り金具、振り子金具の腐食が激しいものや、オイル切れの為 回っていないものがあります。回っていない場合、ボルト等に不可が掛かり、寿命を縮めます。
吊り金具、振り子金具へオイル注入します。 1年に2回ほどオイルの注入をお勧めします。