滑り台施工例

自治会からのご依頼です。設置より30年経過した滑り台でした。
あまりに危険箇所が多いので、撤去の判断をしておりましたが、
たまたま遊びに来ていたお子さんの「滑り台はなくなってしまうの?」
の一言で担当の方より修理をご依頼いただきました。
実はこの園地にはこの滑り台を含め、遊具が3台しかなく、撤去してしまうと
あまりにも寂しいと思われていたのです。
当初提示されていたご予算内で、手直しをさせていただくことにになりました。

支柱の概観です。
見た目では問題ありませんが・・
土に埋まっている部分です。
腐食部分を確認。
銅管の90%が腐食していました
支柱を新期に取替えました
写真は仕上げ塗装後です
踊り場裏面です。
腐食部が鋭利な為、指などを入れると切断の恐れがあります。 また、下で遊んでいる子供さんたちの目などにサビが入る可能性が有ります。
溶接部を補強し、隙間は水の浸入を防ぐため、 マスキングテープを張ります。 腐食しやすい所にコーキングを打つのは 今までにはない発想です。
踊り場と支柱を新規に製作しました。 仕上げ塗装を施してあります。
滑降部フレームと底板ステンレス板の間に溶接がはずれている隙間が4箇所ありました。
滑ってこられた時に接触すると危険です。
指切断の前例も有ります。
溶接後仕上げ後、
研磨仕上げ塗装を行いました。
登行部手摺隙間が230o以上あり、
転落の恐れがあります。
登行部踏み板の隙間に胴体が入り、
頭部や首に引っ掛かる恐れがあります。 (セーフィゲージで検査中のところです。)
登行部 安全対策完了後です。
仕上げ塗装2回塗りを行いました。

完成!!
自治会の方や、声を掛けてきたお子さんにも大変喜んでいただきました。
30年経過した遊具が当社が施工することにより、新品同様になります。
また2008年国土交通省安全基準適合させおり、
これから10年〜15年持たせるよう施工をおこなっています。
(塗装ボルトに至っては、置かれている環境使用頻度に依りますが、
長く持たせる為に5年一度のメンテナンスをおすすめします。